アジア最貧国の1 つであるネパールは、経済成長をけん引するような規模の産業が育っておらず、一人あたりの年間所得は1,220 ドルにとどまっています。海外出稼ぎ労働者からの送金や観光業に依存する社会経済は、コロナ禍にともなう世界的な経済不況による大きな負の影響を受け、特に、社会的に弱い立場にある貧困層や子ども、女性、少数民族、低カースト層らにそのしわ寄せがいっています。経済面はもちろん、健康の面でも誰一人取り残さない、きめ細やかな支援が必要とされています。
面積:14.7万㎢ (北海道の約1.8倍)
人口:3,003万人 (2021年/世界銀行)
公用語:ネパール語
1 人あたりのGNI:1,220米ドル (2021年/世界銀行)
5 歳未満児死亡率:27人 (出生1,000人あたり、2021年/UN IGME)
妊産婦死亡率:174人 (出生10万人あたり、2020年/WHO)