ネパールにおける母子保健医療の現場を知る7日間（2013年9月）

2013年9月、株式会社エイチ・アイ・エス主催で、「ネパールにおける母子保健医療の現場を知る7日間」と題したスタディツアーを開催しました。学生及び社会人8名の方々にご参加いただきました。

ツアーでは、AMDA-MINDSが周産期医療サービス向上のために支援してきたシッダールタ母子専門病院や、その近隣にある公立の総合病院を見学していただきました。また、村の診療所を訪れた時には、常駐の医師がおらず訓練を受けた医療アシスタントが対応するという状況に、参加者の皆さんは衝撃を受けた様子でした。参加者の方々には、看護学生や保健師など医療関係者も多かったため、日本とネパールの医療事情の違いを目の当たりにして、このツアーで多くのことを学び取ったようです。

またAMDA-MINDSの母子保健事業を行う村を訪問し、現地の人々との交流を深めていただいたり、ツアー最終日には世界遺産のバクタプルを観光したりするなど、参加者の皆さんにとってとても充実したツアーとなったようでした。

＜参加者体験談＞
ネパールに行って数か月。以前はヒマラヤ山脈しか知らなかったネパールが、今は気になっています。貧富の差、健康問題、多民族・多言語国家ならではの問題と、日本では考えられない課題が山積み。しかし、ネパールの人達の優しさに触れ、思いを知り、一緒に笑あう。同じ時間を共に過ごすだけで、こんなにも穏やかな気持ちになれるとは思ってもいませんでした。日本が失いかけている“大事なもの”をネパールが教えてくれました。