受益者の声(グアテマラ)

受益者の声(キチェ県パツカマン村の伝統的産婆・保健委員 マリア・アカバル・オルドニェスさん)
私は23年間、産婆をやっています。AMDA-MINDSのプロジェクトが始まってから保健委員のメンバーにもなり、たくさんのことを学んできました。家族計画や出産時の危険兆候などもAMDA-MINDSの研修で初めて知ったことです。
実は私の娘は数年前、出産時に24歳で亡くなりました。病院に運ばれたのですが、すでに手遅れで、私は病院の医師たちから怒られました。その時はどうして怒られるのかが分かりませんでしたが、出産時の危険兆候を学んだ今は、家から搬送するのが遅かったから娘が亡くなったのだと理解できます。もう少し早く知識を得ていれば、娘は死なずにすんだのかもしれません。
これからも私は産婆、そして保健委員として、妊産婦の危険兆候などの正しい知識を妊婦はもちろん、その家族みんなに知ってもらうようにしていきたいと考えています。
マリア・アカバル・オルドニェスさん(中央)