受益者の声(ネパール)

受益者の声(ゴルカ郡サヒッドラカン地区 リーダーファーマー クリシュナ・タパさん)
私は18年間、武装警察部隊に勤めました。退職後、生まれ育った村に戻り、農業で生計を立てていこうと決め、プロジェクトに参加しています。家の庭には、父が20年ほど前に植えたコーヒーの木が3本残っていましたが、スタッフが教えてくれるまで、その赤い実が売れるものだとは知りませんでした。プロジェクトの支援を受け、自分の畑に200本のコーヒーを植えました。スタッフの皆さんは、生育管理の方法や病害虫への対応など、とても丁寧に教えてくれるので心強いです。より良い収入を求めて海外へ出稼ぎに行った息子に、「コーヒー栽培で稼げるようにしておくから、しんどくなったらいつでも村に帰って来いよ」と言えるようになりたい。やっぱり、父や祖父が守ってきたこの土地、この村が、自分たちにとって、なによりの財産なのだと、農業を始めてから改めて実感しました。
クリシュナさん