課外学習講座を開講しました!

不安定な天候続きで体調管理が大変ですが、皆さま、元気にお過ごしでしょうか。日本では最近も台風の影響を受けましたが、中米・カリブ地域でも雨期の終盤であるこの時期は、ハリケーンが多く発生します。昨年10月にカリブ海を襲ったハリケーン「メリッサ」は、ドミニカ共和国の南西部にも大きな被害をもたらしました。
今年はハリケーンの被害がないことを祈りつつ、事業地では9月から課外学習講座が始まりました。現在、6歳から17歳までの60人の子どもたちが、パソコンを使ったデジタルリテラシー、道徳・倫理、スポーツ、環境保全などを学んでいます。
受講生のほとんどがハイチ系住民で、60人のうち4分の1はドミニカ共和国の在留資格を取得することができていません。また、経済的な理由から学校に通うことができなかったり、いじめを受けて学校に行くことをやめてしまったりした子どももいます。そのような子どもたちも、できるだけ再び学校に通うことができるよう、現地パートナー団体のCEDESO(セデソ)が、必要な行政手続きやカウンセリング等のサポートを行っています。

本事業の教育活動推進委員会メンバーであるバヤオンダ地域自治会長、ロレニー・ララ・ペレスさんは、次のように話してくれました。「地域でこのような学びの機会が提供されるのは初めてで、私たち住民はみな、とても喜んでいます。子どもたちもうれしそうで、新しい知識やスキルを身につけることに対し、とても意欲的です。野球をしている子どもはいますが、他に大したレクリエーション活動がないので、講座があることで有意義な余暇を過ごせます。多岐にわたるテーマの講座は、子どもたちの可能性を広げ、自己肯定感を高めるものになると信じています。また、家族や地域、学校を巻き込むこの活動は、教育を充実させ、社会的なつながりを強化します。今後、さらに多くの子どもたちに講座を提供していくことができるよう、みんなで協力して資金集めにも取り組みたいと思います」

ドミニカ共和国の公教育は、教師から生徒への一方的な知識の詰め込み形式が中心ですが、本事業は単にそれを補完するだけでなく、心の育成や価値観の形成という点から、「生きる力」を培うための教育を目的としています。受講生の複雑なバックグラウンドに配慮しつつ、情報通信技術や体力といった実用的な技能に加え、想像力や困難を克服する力、協調性やリーダーシップの育成など、個々の潜在的な資質・能力を引き出し、伸ばしたいと考えています。
この事業に携わるようになってから、時々、自分の子ども時代を思い出します。小学校の合唱部や子ども会のバドミントン部に所属し、普段の授業の場以外でも、さまざまな人と交流し、視野を広げる機会があったことに、今あらためて感謝の念を抱いています。
習い事やクラブ活動が極めて限定されている地域で、事業を通じて子どもたちがどのような経験を重ね、心身ともに成長していくのか、とても楽しみです。
※本事業は、立正佼成会一食平和基金をはじめ、皆様からのあたたかいご寄付に支えられて実施しています。日頃よりお寄せいただいているご支援に、心より感謝申し上げます。
海外事業運営本部 プログラムコーディネーター
ブラジルやメキシコの子どもを支援する団体でボランティア・インターンをしたことが、国際協力の道をめざすきっかけに。民間企業での市場調査、NGOでの広報業務、青年海外協力隊(中米ドミニカ共和国でのコミュニティ開発)を経て、2015年にアムダマインズ入職。10年間の海外駐在を経て、今年は岡山本部で勤務中。自転車を購入せず、往復1時間の徒歩通勤を続けることが今年の目標。奈良県出身。

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