インターン通信② ネパール事務所 大津璃紗
ナマステ(こんにちは)。AMDA-MINDSネパール事業のインターンとして勤務している大津璃紗(おおつりさ)です。早いもので、着任から3週間が経ち、ネパールでの滞在もちょうど折り返し地点となりました。今回は、念願の事業地訪問とその中で感じたことなどをお伝えしたいと思います。(インターン通信①はこちらから)
これまでに、4日間と5日間の2回、AMDA-MINDSが事業を実施しているカブレパランチョウク郡ロシ地区を訪問する機会がありました。訪問の主な目的は、「ネパールの震災を忘れない~幼稚園環境整備プロジェクト~」の対象となる幼稚園の状況を確認し、今後の活動を検討する上での情報を集めること、また、村の様子やそこに暮らす人々の生活・考え方などを知ることでした。
幼稚園の訪問では、設備の状態や子どもたちの様子を確認するとともに、先生へのインタビューも行いました。幼稚園に何人子どもがいて、どのような活動をしているのか、先生はどのような研修を受けたことがあるのか、どんな気持ちで仕事をしているのか、他の先生や保護者とはどのように関わっているのかなど様々な質問に答えていただきました。
ネパール語が出来ないもどかしさや、インタビューで本音を引き出すことの難しさなどを感じる一方で、実際に幼稚園の様子を自分の目で直接見て、先生とお話したたからこそ分かったこともたくさんありました。今回の訪問で集めた情報を、今後プロジェクトで行う幼稚園への資材の提供や、教師・保護者・地域住民を対象にした啓発活動を実施する際に活かしていきたいと思います。
村での滞在は、毎日色々なチャレンジばかり!1つの幼稚園に行くために、坂道(というより崖のようなところ)を車で1時間ほどかけて登り、そこからさらに数時間、それも(写真だとわかりづらいですが)杖を使わないとしんどいような勾配を歩いて移動。
それ以外にも、道で休んでいる水牛と水牛の間を通り抜けたり、ベッドに寄ってくる虫と戦ったりと、色々なチャレンジがありましたが、首都カトマンズよりさらにゆっくり流れる時間の中、たまたまお茶をご馳走してくれた村のおばちゃんとの会話の中で思いがけない発見が出来たりもして、楽しく、実りある毎日でした。
インターンシップの残りは、あと3週間です。これまでは自分へのインプットが活動の中心でしたが、これからはアウトプットが求められる活動へ変わっていくように感じています。さらに気を引き締めて、楽しく頑張っていきたいです。