【実施しました】映画「女を修理する男」上映会
11月4日に映画「女を修理する男」を岡山大学で上映し、30名ほどにお越しいただきました。
多くがこの映画を観たいと思っていたとおっしゃる方で、友人に知らせたいので他の上映予定を知りたいという方も
いらっしゃいました。平日の午後ということで、若い方が若干多く、後はシニアの方という感じだったでしょうか。
岡山での上映はこの1回限りですが、この後各地での上映予定はこちらをご覧ください。
映画の感想をいただいているのでいくつかご紹介します。
・ツチとフツの争いのこともよく知らず、コンゴでこんなに長い間問題が起こっていたことも知りませんでした。戦争犯罪という言葉、戦争じたいが犯罪だと思います。紛争鉱物が私たちの身の回りの電子機器にも使われているのに無関心でいてはいけないと思いました。(30代女性)
・性暴力のもたらす事の大きさにびっくりし、憤りを覚えました。か弱い子どもや女性が守られる社会にしていかないといけない。(40代男性)
・今まで「性暴力が武器」という発想がなかった。世の中には、知らない事、知らされていない事が多くあると思う。様々な事に対して問題意識をもって、見つめて考えることが大切だと思いました。(50代女性)
・とても良い映画でした。最初は観るのも辛い画像もありましたが、現実を知る上で必要だったと思います。アフリカに居た時、感じていた思いが、日本にいると薄まり、忘れているのに気付きました。少しでも世界を良くすることに私たち一人一人ができることがあると信じて、日々活動していきたいです。重い映画ですが、たくさんの人が見て感動できる映画だと思います。(30代女性)
・私は教育学部に属する大学生で、来年から小学校の先生になります。教育に携わる身としては、子どもたちが小さい頃に辛い経験をし、また成人男性が罪を犯してしまう現状は、教育という視点で少しでも改善できるのではないかと思いました。決して安易にできることだとは思いません。けれど、私が教育者という立場で何かできることを考え、実際に何か少しでも変容させられる人材になりたいです。ありがとうございました。(20代女性)
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AMDA-MINDSでは、岡山大学国際医療勉強会ILOHAと共催で、鹿田祭の期間中に映画を上映します。
コンゴ民主共和国で紛争下の性暴力の被害に遭った女性の支援を続けている医師、デニ・ムクウェゲ氏の活動を追ったドキュメンタリー映画です。
映画「女を修理する男- THE MAN WHO MENDS WOMEN-」
立教大学を始めとした全国の大学等で既に上映が始まっており、岡山ではこの1回しか予定がありません。
大変厳しい内容の映画ですが、「紛争鉱物」など、私たちにも決して無関係ではないこともあり、特に大学祭にいらっしゃる若い方にご覧いただきたいと考えています。加えて、いつもMINDSの活動を支援くださっているみなさまにもぜひご覧いただきたく、ご案内いたします。
<日時>
2016年11月4日(金) 13:00~15:30
12:00~ 開場
13:00~ AMDA社会開発機構・国際医療勉強会ILOHA挨拶
13:30~ 映画上映(113分)
<会場>
岡山大学鹿田キャンパス マスカットキューブ3F
<参加費>
無料
<主催>
特定非営利活動法人AMDA社会開発機構/ 国際医療勉強会ILOHA
<後援>
鹿田祭実行委員会/RSK山陽放送/RNC西日本放送/OHK岡山放送/KSB瀬戸内海放送/TSCテレビせとうち
映画の紹介より
医師のデニ・ムクウェゲ氏は1999年、コンゴ民主共和国東部のブカブにてパンジー病院を設立し、これまで4万人以上のレイプ被害者を治療し、精神的ケアを施し続けてきた。それに加え、国連本部をはじめ世界各地でレイプ被害に関する演説を行い、女性の人権尊重を訴えてきた。その活動が国際社会で評価され、これまで国連人権賞(2008年)、ヒラリー・クリントン賞(2014年)、サハロフ賞(2014年)などを受賞した。ノーベル平和賞受賞者の有力候補にも数回挙がっており、2016年5月のタイム誌において「最も影響力のある100人」に選ばれた。