環境保全啓発プロジェクトが終了 ミャンマー事務所 渡辺陽子

2018/07/04

パウッ郡の農村12村、計37の集落で取り組んできた環境保全の啓発プロジェクトが終了しました。この地域はもともと土壌が豊かでない上、雨による土壌流出や日照りなどの影響で劣化が進み、農作物の収量は減る一方。「昔は家族が十分に食べられたが、今では農作物の収量が減り、同じ広さの農地では家族を食べさせられない」といった声が寄せられていました。
 
「これからも同じ土地で長く生活していきたい!」そんな農家の要望に応えるために始めたこのプロジェクト。気候変動とその要因や農業への影響、土壌流出への対策、森林破壊の状況と環境保全の方法について、170人以上の住民が研修を受けました。

研修の様子
研修の様子
村内に掲示された啓発ポスター
村内に掲示された啓発ポスター

さらに、その受講者が中心となって行われた啓発活動には約1,800人が参加するなど、大きな広がりが見られています。研修の参加者の一人は、こう言っていました。「農地の大半が傾斜地で、これからどうすればいいか途方にくれていました。でも今年は、研修で学んだ等高線耕作に取り組んだので、収穫が楽しみです」。

自らの土地で土堤を実践
自らの土地で土堤を実践
完成した土堤
完成した土堤

AMDA-MINDSは、こうした農民の生活改善のため、これからも寄り添っていきます。なお本プロジェクトは、一般財団法人まちづくり地球市民財団からのご支援により実施いたしました。
 
 

渡辺陽子(わたなべようこ)
ミャンマー事業 業務調整員

大学生の時に訪れたフィリピンで目の当たりにした「格差」に衝撃を受けるのと同時に、都市部のスラムや農村でその格差是正に取り組む人々に感銘をうけ、国際協力の道を志す。大学卒業後、病院事務職を経て、公衆衛生学修士を取得。NGO職員としてフィリピンにも駐在後、2017年にAMDA-MINDS入職。趣味は歯磨きとヤンゴンの動物園散策。ヤンゴンにある動物園は緑に囲まれた敷地にあり、子ども連れの家族を見ているだけで癒し。岡山のお気に入りスポットは、後楽園の井田(田んぼ)と、路面電車から見える景色。埼玉県出身。

 

 
 


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