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定年おやじインドネシアを行く ?南国つれづれ滞在記⑤- AMDA鎌倉クラブ 鈴木貢
2013/07/16
日本の皆さん、Apa Kareba?(マカッサル語で「お元気ですか?」の意)
最近、何度か現地の方の結婚式にお招きいただく機会があったので、今回は日本とは一味違うインドネシアの結婚式の様子をご紹介したいと思います。
1つ目の結婚式は、マカッサル市内で行われたモダンな結婚式でした。インドネシア国内でもジャワ島とかスマトラ島の結婚式はまた少し異なるそうですが、この度はスラウェシ島の一般的な中流家庭の結婚式とのことでした。新郎新婦と会場の飾り付けを拝見しましたが、何処かの王族の結婚式かと思うほど豪華絢爛でした。南スラウェシの風習では、日本と同じように新郎が新婦の家族に結納金を贈ります。結納金を含め結婚するのにかかる費用は、日本円で約50万円ほどだそうです。マカッサルで会社務めをする30代男性の平均月収が3万円程度、これは所帯を持って生活していける額とのことです。しかし、結婚費用の準備となると田畑を売って捻出することもあり新郎側は大変な出費になるそうで、時には結納金が払えなくて駆け落ちするカップルもいるとか。
2つ目は、シンジャイ事務所スタッフの親族の結婚式で、シンジャイ県内の村で行われました。田舎では新郎新婦それぞれの実家で、結婚式の前後1週間は近所の人や当日の式に出席できない人たちがお祝いのご挨拶に訪れ、来客をもてなすために近所の人たちも手伝ってお菓子などを振舞うそうです。何か月も前から親戚総出で準備をする手作りの結婚式が一般的で、当事者の新郎新婦も家族も式が終わると疲労困憊だそうで、ご苦労なことです。
日本では「無縁社会」とか「孤独死」とか社会問題になっていますが、インドネシアでは人付き合いの労を惜しまず、それだけ親類や近所の人との絆を大切にしているということでしょうか。
ボランティア活動ももちろんそうですが、普通の旅行では体験できない当地の文化や人々の日常生活に触れる機会に恵まれました。親切にしてくれたインドネシアの皆さん、特に「人の喜びが自分の喜び」といつも世話を焼いてくれた事務所スタッフのヤディさんに感謝でいっぱいです。
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