フェリシモ「地球村の基金」からの支援活動
マダガスカル事務所 ラヴェルサウナ・ラント・アリララ

2025/03/13

マダガスカルの公立学校の多くでは、適切な衛生設備が不足しています。トイレや手洗い場は、そもそもありませんし、あってもきちんと維持管理がされていません。子どもたち、特に女子児童にとって、安全で清潔なトイレがないことは、通学をためらわせる要因にもなっています。
 
さらに、WASH(水・衛生・環境衛生)*に関する教育の不足や衛生意識の低さが、感染症の増加や長期欠席率の上昇、学習環境の悪化をもたらし、児童の健康と福祉が損なわれています。
 
フェリシモ「地球村の基金」(公式サイトに移動します)からご支援いただき実施している「清潔なトイレで、健康に学校生活を送ろう!」プロジェクトは、これらの状況改善を目的としており、プライバシーを守りながら利用できる衛生的なトイレの提供を通じて、マダガスカルの小学生に健康と衛生の文化を根付かせることを目指しています。

  • ミアダナンジーナ地区の様子
  • 休み時間、校庭で思い思いに遊ぶ児童

具体的には、ミアダナンジーナ地区内の3つの小学校(アンブイツィナナナ小学校、メリナリヴ小学校、アンジャヌフディ小学校)に新しいトイレを建設し、壊れたトイレを修繕しています。
アンブイツィナナナ小学校では、手洗い用配水パイプの修理も支援しました。

  • トイレ内に設置されていた手洗い場。以前は壊れていましたが、配水パイプを修理したことで水が出るように
  • ドアと窓を修繕したトイレ棟(右)と新設した男子用小便設備(左)

さらに、水と衛生の課題について児童に知ってもらうため、啓発キャンペーンを実施しました。
このキャンペーンでは、児童が衛生習慣を身につけ、行動の変化につながるよう、対話型ワークショップや楽しいアクティビティも取り入れました。

  • 楽しいアクティビティの一つ、人形劇。低学年の児童にも理解しやすい方法で、衛生管理の大切さを伝えます
  • 子どもたちも笑って学んで、この表情!

また、同地区の14の小学校の教員56人と地区教育局長を対象に、水と衛生に関する研修を実施しました。この研修では、適切な衛生習慣と保健教育の重要性について、教員の意識を高めることを目指しました。

  • 飲み水やトイレなど、学校の衛生に関することについてグループワークで話し合い、その結果を発表
  • 研修の合間には楽しいアクティビティも!児童と同様、教員にとっても楽しく学ぶことが大切

このように、フェリシモ「地球村の基金」からご支援いただいた活動は、ミアダナンジーナ地区の児童が、より安全で健康的な環境で過ごすための重要な一歩となっています。
 
 

この記事を書いたのは
ラヴェルサウナ・ラント・アリララ
RAVELOSAONA Ranto Arilala
マダガスカル事務所 フィールドオフィサー


大学で社会開発を学んだ後、NGO等で栄養、地域保健、水と衛生、農村開発に関するプロジェクトに従事。コミュニティファシリテーターとして地域社会と関わりながら経験を積む。趣味はバイクと映画鑑賞。アンツィラベ出身。

 
 

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