ミャンマーで、「Healthy Villageプロジェクト」の3期目が始まりました

2014/03/03

このプロジェクトでは、ミャンマー中央乾燥地のパコク郡西部40村の住民が3年間かけて、村を理想の「Healthy Village(健康な村)」にする取り組みを支援しています。

2012年2月に始まった1期目は下地づくりの年でした。まず活動の中心メンバーを決めて村の課題を抽出、めざすべき理想の「Healthy Village」の具体像(例えば、村の子供たち全員が小学校に進学できる村、救急患者の搬送体制が整っている村、誰もが安全な水を飲むことが出来る村、全世帯にトイレがある村、など)を描き、メンバーはその理想を実現するために必要な知識・技術を習得するための研修を受けはじめました。2013年2月からの2期目では、メンバーが研修で身につけた知識を村全体に伝えはじめました。手洗いの仕方やトイレの作り方、家畜の病気や応急処置法など、多くの知識や経験が、住民のあいだで共有されてきています。

2014年2月21日に始まった3期目は、「Healthy Village」実現に向けた総仕上げの年。メンバーと住民は引き続き研修を受講し様々な知識・技術を身に着けるほか、給水設備や学校、電化設備といった小規模インフラの整備に村を挙げてとり組みます。また、プロジェクトが終わった後も自分たち自身で活動を続け、村を更により良くしていく事が出来るよう、終了時にはメンバーが自分たちの3年間の活動を評価して改善点を導きます。

なお、本プロジェクトは、平成25年度日本NGO無償資金協力事業「マグウェ地域パコク郡西部における「Healthy Village」プロジェクト(フェーズ3)」として実施しています。

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