鳥取大学で講演を行いました
鳥取大学は、文部科学省のスーパーグローバル大学等事業 経済社会の発展を牽引するグローバル人材育成支援「開発途上国・新興国をフィールドにした実践教育によるグローバル人材育成」を行っています。その一環で学生向けのグローバルキャリア支援として行われている「世界へ挑戦シリーズ」の第3弾として、1月13日(火)に西野(2001年 鳥取大学 医学部 生命科学科卒)が講演を行いました。鳥取市の湖山キャンパスでの講演会はテレビ会議システムで米子キャンパスにも中継されました。
講演では西野が民間企業勤務を経て、開発経済学と国際保健学を学び、国際協力の道へと入っていった経緯、それから、シエラレオネ共和国において、JICAとの協力のもとに行っている技術協力プロジェクト「サポーティブスーパービジョンシステム強化プロジェクト」をご紹介しました。しかしながら、現在は同国においてエボラウイルス病(エボラ出血熱)の感染拡大のために、このプロジェクトを含め、(緊急支援以外の)JICAのODA事業は中断を余儀なくされています。エボラウイルス病の感染拡大の背景には、同国の貧困、脆弱な保健医療体制、内戦などによる長年の政治的混乱の歴史があるのですが、報道から入ってくる断片的な情報を冷静に読み解き、シエラレオネを始めとしたサブサハラアフリカの貧困国には何が必要とされているのか、といったこともお話ししました。
参加者の皆様からは活発な質問があり、「仕事の中でやりがいを感じたのはどんな時ですか?」といったものから「なぜ、アフリカの経済は発展しないのだと思いますか?」といった難しい質問もありました。
鳥取大学の皆様に、同じ中国地方の岡山にあるNGOの国際協力活動について知って頂く大変良い機会となりました。鳥取大学の学生の皆様が今後「グローバル」な場で活躍されることを期待しています。
なお、当日の様子は鳥取大学の公式サイトでも紹介されています。