国際協力を仕事に~オンラインイベント報告~ 海外事業運営本部 田中一弘

2020/10/05

岡山の本部事務所からオンラインイベントに参加するスタッフの田中

9月18日(金)に、「国際協力キャリアを考える~NGOへの道」(主催:岡山県JICAデスク、共催:AMDA-MINDS)というイベントをオンラインで行いました。

平日の夜にもかかわらず、高校生から社会人まで約80人の参加がありました。冒頭、岡山県JICAデスクの守都未来さんより、JICA事業について説明をいただいた後、AMDA-MINDSの田中よりNGOの活動や資金源について、またNGOで働くことの魅力や就職するのに必要なことなどを紹介しました。

その後、同じくAMDA-MINDSのホンジュラス駐在員である陰山亮子より、当団体に就職するまでの経緯、JICA青年海外協力隊での経験、ホンジュラスでの活動などについてお話しました。また、元スタッフや農業専門家、支援者・関係者の方々にもゲストとして登場いただき、今後、国際協力を目指す人への熱いメッセージを届けてもらいました。

このイベントは外務省のNGO相談員という制度を活用して実施しました。当日は、WEB会議システムのチャット機能などを通じて、AMDA-MINDSを選んだ理由や現地での安全対策、最も苦労したこと、大学院への留学など、多様な質問をいただき、可能な範囲で回答しました。また、イベント終了後にも早速質問があり、翌週には事務所で別途相談に対応することもできました。

質問の中には、岡山にいながらできることは何ですか?というものもありました。まずは、「知っていただくこと」が大切だと、私たちは考えています。発展途上国の人たちの生活の状況や問題、その問題はなぜ起きているのか、どうすれば解決できるのか…。

10月18日(日)には、岡山コンベンションセンターで「わがまちのSDGs×ESD」(主催:ダフェプロジェクト)というイベントが開催され、私たちAMDA-MINDSもブースを出展します。この機会に、ぜひ、「知る」ことから始めてみませんか?

NGO相談員は、国際協力やNGO活動、インターン・就職、民間企業や自治体との連携、地域活性化、国際理解教育などいろいろな相談や質問に対応しています。今回のようにオンラインでの説明会や相談会なども無料で実施することもできます。ぜひ、気軽にご連絡ください。ご相談はこちらから。
 

田中一弘(たなかかずひろ)
海外事業運営本部 プログラムコーディネーター

大学3年のゼミで、国連職員から難民支援について話を聞き「国際協力を仕事にすること」を決意。国際開発学修士を取得後、2000年にアムダ海外事業本部(AMDA-MINDSの前身)入職。アンゴラでの国内避難民支援など、アフリカ、中南米、アジアの様々な国・地域でのプロジェクトに従事。趣味はトレイルランニング、天体観測、サッカー観戦。岡山のお気に入りスポットは、冬の早朝の操山。きりっと澄んだ空気とオレンジ色の朝焼けが最高。兵庫県出身。