妊婦さんに安全と安心を、2年目も 海外事業運営本部 林裕美

2023/03/13

2月16日、ホンジュラスの日本国大使公邸で、令和4年度外務省日本NGO連携無償資金協力「サン・ルカス市、サン・アントニオ・デ・フローレス市における妊産婦ケア強化事業」の贈与契約署名式が執り行われました。署名式には本事業のカウンターパートだけでなく、アムダマインズホンジュラス事務所のスタッフ一同も出席し、2年目の活動に向けて気持ちを新たにしました。
 

契約書に署名する中原大使と山田事業統括

 

署名式では、中原淳特命全権大使のご挨拶に続き、ホンジュラス事業統括の山田留美子がアムダマインズの団体概要やホンジュラスで実施中の活動について紹介しました。その後、事業対象地であるサン・ルカス市のエドウィン・ドルメス市長、サン・アントニオ・デ・フローレス保健所のファビオ・バスケス所長、ホンジュラス外務省事務次官のシンディ・ロドリゲス氏、そして最後にホセ・マヌエル・マテウ保健大臣から、日本の支援に対する感謝と、本事業に対する期待が述べられました。
 
2年目となる本事業は、妊婦の出産リスクを早期に発見すること、そして妊婦および地域住民が安全な周産期に関する意識・知識を高めることを目的として、以下の4つを中心に活動します。
 
 
-対象地域の保健所において、基本検査(尿検査、血糖値、貧血検査等)を実施できるようになること
-対象地域の保健所において、超音波検査を実施できるようになること
-保健ボランティアや「伝統的産婆」を通じた保健啓発活動
-ホンジュラス版母子手帳の導入
 
 
これらによって、支援の手が届きにくい山間部に住む妊婦を含むすべての妊婦が、安心して妊娠期を過ごし、安全に出産に臨めることを目指します。
 
ご多忙の折、大人数での参加にもかかわらず温かく迎えてくださった中原大使はじめ在ホンジュラス日本国大使館の皆様、誠にありがとうございました。
 

署名式に参加した関係者全員で

 

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これまでの活動レポート >>> こちらから

 

この記事を書いたのは
林 裕美(はやし ひろみ)
海外事業運営本部 プログラムコーディネーター


1993年のカンボジア総選挙で、選挙監視の国連ボランティアとして活動していた日本人が現地で殺害された事件をきっかけに、国際協力に関心を持つ。大学卒業後、民間企業を経て2001年にAMDA海外事業本部(アムダマインズの前身)入職。カンボジアでのコミュニティ開発事業、インドネシアでの復興支援事業に従事後、2007年から現職。趣味はピアノ、読書。岡山のお気に入りスポットは、岡山県自然保護センター。福岡県出身。

 

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