アボガドの木の喜びと悲しみ ホンジュラス事務所 山田 留美子
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皆様こんにちは!本ページへご訪問いただきありがとうございます。9月も終わりになってやっと涼しくなってきた頃でしょうか。外にいても日本のことは気になるもので、なぜか私もほっとしております。今年の酷暑は期間も長く、将来日本に住むようになったらどうしたら良いのだろうか、と夏の間中要らぬ心配をしておりました。
2023年に約7年間何もなったことのない事務所のアボガドの木が突然1個だけ実を付けたことをここでご報告しました。(ブログ「ホンジュラス生活つれづれ」参照)。その後その木は再び沈黙してしまい、あの1個のアボガドは幻だったのかとすら思うようになりかけた今年の春先、白い花がたくさん咲いていることに気付きました。
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アボガドの木
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何しろ前回は1個の実に突然気が付いたので、満開の花を見たのは初めてで、花は実になってくれるのか、小さな実は大きくなってくれるのか、大きくなったらなったで、いつが食べごろなのか約半年間皆でそわそわする毎日を過ごしました。早く収穫しすぎたアボガドは煮ても焼いても食べられないし、と思って待っていると隣人に盗まれる恐れがあったからです。
結局2回に分けて収穫し、事務所のメンバーで分けて食べました。途中から数え切れなくなりましたが、隣人のリスに盗まれた分を含めると100個はなっていたと思います。
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アボガドの収穫 -
アボガド中身
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と、昨日ここまで書いていたところ、今日オフィスの目の前の道路から、ものすごい量の水が湧き出していることに気付きました。
残念ながらホンジュラス首都テグシガルパの水道管と道路はボロボロで、水が来ると(水道は数日~数週間に1回しか供給されません。この話はまた別の機会に、、、)水がいたるところから漏れ出すのはいつものことです。それにしても今日のあふれ方は尋常でなく、緊急で水道局に修理を依頼したところ、なんとうちのアボガドの木の根が公共の道路まで張り出し、水道本管を壊していたことが判明しました。
とりあえず修理はしてもらいましたが、もしかしたら近いうちにアボガドの木を切らなくてはいけないかもしれません。オフィスのある地域は首都でも緑が多く大変気に入っているのですが、都会における家庭菜園は簡単でないと悲しみに沈んでしまった一日でした。
ホンジュラス事務所 事業統括
大学生の時、初めての海外旅行先であるタイで手足のない物乞いを見て衝撃を受ける。同情を引くためにわざと四肢を切断されることもあると聞き更にショックを受け、途上国の実状に関心を持つように。大学卒業後、民間企業での金融業務、青年海外協力隊(南米ボリビアで野菜種子の市場調査)を経て、2011年にアムダマインズ入職。最近、YouTubeを見ながら運動することが新たな趣味に。岡山で過ごすお気に入りの時間は、岡山城周りの散歩と銭湯。東京都出身。

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