アチモンジャン郡における5歳未満児の栄養改善支援事業(2022年3月-2025年3月)

【目的】
5歳未満児の保護者の栄養改善にむけた行動変容と定着
【主な活動】
トレーナーの育成、トレーナーによる住民研修の実施(栄養/生計/保健分野)、メディアでの情報発信、トイレ整備、家庭菜園の普及、養鶏支援、など
【活動レポート】
2025年6月:地域に築いた栄養改善の成果
2024年12月:一羽一羽に夢をのせて
2023年11月:1,000のチャンスをつくる野菜栽培キットの配布
2022年4月:少しの工夫で変わる意識~マダガスカルで子どもの栄養改善に向けた取り組みを90村に拡大
【活動地】アナラマンガ県アチモンジャン郡
事業地が位置する中央高地は、マダガスカル国内でも発育阻害が特に深刻な地域だが、さまざまな制約により栄養普及員ら栄養改善を担う人材が十分活動できていない。結果として、地域住民の栄養に関する理解や行動改善が不十分・不適切なままで、特に抵抗力の弱い5歳未満児の健康を阻害している。
※本事業は、日本国外務省からの資金協力(日本NGO連携無償資金協力)に加え、公益信託アフリカ支援基金、かながわ湘南ロータリークラブからの助成、ならびに皆様からのご寄付により実施しました。


アチモンジャン郡における環境保全を通じた持続可能な生計向上プロジェクト(2021年4月-2023年3月)
アチモンジャン郡のツィアファヒ・コミューンにおいて、農業分野を専門とする現地NGO「CEMES(セメス)」と連携し、植林と、環境に調和した農業を推進するプロジェクトを2年間にわたり実施しました。地域の現状と環境保全に関する啓発活動に加え、苗木の育成から、その後の生育管理に関する技術指導までを含む植林を行いました。地域の子どもたちからシニア世代までの約1,000人が協力しあい、アカシア、ユーカリ、パパイヤ、モリンガ、ベティベール(河岸保護用のイネ科の草本)など、合計11,760本を植えることができました。また、日本の農業専門家の協力を得て、地域住民自身が選定したイチゴ、ニンジン、トマト、キャッサバ、トウモロコシ、コメなどの作物の栽培技術を現地で直接指導しました。本事業は、トヨタ環境活動助成プログラムの支援により実施しました。

最新の活動レポートはこちら:
2023年7月:2年間の活動を終えて
2022年11月:マダガスカルに豊かな大地を!
2021年11月:焦らず、一歩ずつ、一本ずつ
2021年7月:森が失われつつあるマダガスカルで環境保全プロジェクトを開始
ベルーア郡における干ばつによる飢餓に苦しむ住民への医療支援事業(2022年1月-12月)
40年に1度と言われるほど深刻な干ばつにより、多くの住民が困難に直面している南部ベル―ア郡の70村において、保健医療分野を専門とする現地NGO「ASOS(アソス)」と連携して巡回診療を行い、5歳未満児とその母親、妊産婦、高齢者ら、脆弱な立場にある約1万人の住民に、医療サービスを提供しました。巡回診療時には、子どもの予防接種や栄養スクリーニング、妊産婦健診などを行うとともに、地元の保健ボランティアとも連携し、水と衛生、呼吸器系疾患、妊産婦健診や予防接種の重要性などを啓発する活動にも取り組みました。
本事業は、立正佼成会一食平和基金、Yahoo!ネット募金、皆様からの支援により実施しました。
本事業は、立正佼成会一食平和基金、Yahoo!ネット募金、皆様からの支援により実施しました。

首都近郊における子どもの栄養改善事業(2020年1月-2021年3月)
首都近郊のアナラマンガ県アンチモンジャン郡の2村(アンガズトゥフ村とアンタンズナ村)において、保健センターやボランティアと協力して、子どもの栄養改善のための活動を実施しました。
マダガスカルでは、子どもの発育阻害(日常的に栄養を十分にとれず、慢性栄養不良に陥り、年齢相応の身長まで成長しない状態)が深刻な課題ですが、対象地の2村でも、3歳未満児の44.5%が発育阻害です。この状況を改善しようと、保護者や地域の人たちが策定した計画に沿った活動(子どもの成長モニタリングや栄養教育、調理教室など)実施を支援しました。また、コロナ禍における保健医療サービスを支援するため、同郡全25の保健センターに聴診器、血圧計、血糖値測定器などを提供しました。
なお、本事業は、立正佼成会一食平和基金、公益財団法人テルモ生命科学振興財団をはじめ皆様からの支援により実施しました。
マダガスカルでは、子どもの発育阻害(日常的に栄養を十分にとれず、慢性栄養不良に陥り、年齢相応の身長まで成長しない状態)が深刻な課題ですが、対象地の2村でも、3歳未満児の44.5%が発育阻害です。この状況を改善しようと、保護者や地域の人たちが策定した計画に沿った活動(子どもの成長モニタリングや栄養教育、調理教室など)実施を支援しました。また、コロナ禍における保健医療サービスを支援するため、同郡全25の保健センターに聴診器、血圧計、血糖値測定器などを提供しました。
なお、本事業は、立正佼成会一食平和基金、公益財団法人テルモ生命科学振興財団をはじめ皆様からの支援により実施しました。

活動レポートはこちら:
2021年3月:子どもの栄養改善を目指したコミュニティでの取り組み