国際女性デー2022に寄せて

2022/03/07


 
3月8日は、国際女性デーです。
 
国連により1975年に正式に制定された国際女性デーの今年のテーマは「持続可能な明日に向けて、ジェンダー平等をいま*」です。
*詳しくは、UN Women 日本事務所公式ウェブサイトをご覧ください。
 
今年の国際女性デーをきっかけに、より多くの方々が様々な立場に置かれた女の子や女性に想いをはせ、持続可能な明日に向けた第一歩を踏み出すようになることを願っています。
 
アムダマインズは、世界の貧困地域で活動するNGOの一つとして、SDGsの理念に掲げられている「誰一人取り残さない」世界の実現のために、活動地の女の子や女性が抱える様々な困難を解決しようと立ち上がった人たちの取り組みを、日本の支援者の方々と共に支え、応援していくことを大切にしています。
 
今回はそんな活動を2つ、ご紹介したいと思います。
 

生理が、あきらめる理由にならない世界へ(ザンビア)

 
ザンビアの首都ルサカ市の郊外。約20万人が暮らすスラム街では、厳しい生活環境下、10人に1人の女の子が生理の様々な問題を抱えています。
 
この状況を変えようと立ち上がった女の子グループ「Girls Up(ガールズ・アップ)」が、地元関係者からの協力を得ながら、生理用品を手に入れやすい環境づくり(布ナプキンの作製)と、思春期の子どもたちが気軽に相談したり、情報を得られたりする場づくり(コミュニティスペースの開設)に取り組んでいます。
 
この取り組みを支えているのが、生理用品「エリス」を展開する大王製紙株式会社による「ハートサポート」プロジェクトです。
 
アムダマインズは「ハートサポート」のパートナー団体として、ザンビアの女の子を現地で支援しています。
 

 

プロジェクトの詳しい情報はこちらからも

 
 

生きるための、乳がん・子宮頸がんスクリーニングを(ネパール)

 
ネパールの首都郊外にあるゴカルネシュワール市。診療所ではがん検診が行われておらず、がんに関する正しい知識を得る機会が限られる中、羞恥心と経済状況も相まって、女性の7割は一度も、乳がん・子宮頸がん検診を受診したことがありません。がん=死というイメージが、人々の心に根付いてしまっていることも、その要因の一つです。
 
この状況を変えようと立ち上がったのが、市役所や現地NGOなど地元の関係機関であり、ほかならぬがんサバイバーや、地域の女性に寄り添った取り組みをしている「女性地域保健ボランティア」らです。
 
「生きるためのがんスクリーニングを!」と書かれたプラカードを持って街をデモ行進したり、時には美容院のお客さんの口コミに頼ったりしながら、乳がん・子宮頸がんスクリーニングの受診者を1人でも増やそうと知恵を絞って活動を進めています。
 
このスクリーニングキャンプの開催と、地域の啓発活動を支えているのが、第一三共株式会社とアムダマインズの協働パートナーシップです。これまで1,299人の女性が、乳がん・子宮頸がんのスクリーニングを受診しました(2021年12月末時点)。
 

 

プロジェクトの詳しい情報はこちらからも
「自分のからだ、大事にするわ」女性たちの大きな決意
インタビューOur Stories(第一三共株式会社のウェブサイトに移動します)