中古品・不要品回収で寄付を! 高校生が実施報告に来訪
2023/02/10
昨年12月に実施した不要品回収の結果報告に、総社南高校の生徒会長が2月8日、アムダマインズ本部を訪ねてきてくれました。
今回、本部を訪問されたのは、岡山県立総社南高等学校の2年生で生徒会長の吉田美羽(うるは)さんと、総社市内で活動する一般社団法人ON-DO(オンド)代表の高山和成さんです。校内で「Little Action Lots of Reuse」を立ち上げ、昨年12月に中古品・不要品の回収を実施。在校生の各家庭から寄せられた中古品や不要品を、アムダマインズが連携している倉敷市内のリサイクルショップ、リユースマン倉敷に持ち込み、その査定額をアムダマインズへ寄付して下さいました。
岡山県の教育委員会では、全ての県立高校に対して、在校生が1週間以上の社会貢献活動に参加することを推進しています。 吉田さんは2018年、水害にあった真備町の防災ボランティアに参加したとき、高山さんからアムダマインズの活動について聞いたことがきっかけで、協力したいと思ってくれたのだそうです。
吉田さんは、中学1年生のときにアフリカの貧困家庭の様子を記録した動画をWEBで見て、自宅から何キロも離れた場所へ家族のために水を運ぶ小さな子どもの姿に胸を打たれたといいます。その後、開発途上国のために何かしたいという思いを募らせていた彼女の奮闘の様子をご紹介します。
仲間集めと準備準備…!
2022年秋ごろから校内で有志を募り、1年生と2年生合わせて10人で活動を開始。中古品・不要品回収イベントの実施時期を学校と調整したほか、PRチラシを作ったり、SNSや校内放送を活用して全校生徒へ協力を呼び掛けたりしました。先生方の厚い協力もあり、学校のブログや保護者などへ送られるメールサービスでも実施の告知ができました。さらに校内だけでなく、市内で行われる「寄付月間祭り」にも参加するため、仲間たちと一緒に慌ただしい日々を過ごしました。
12月8日から14日にかけて、中古品・不要品回収を実施。校内の回収にはおよそ30人が協力してくれ、おもちゃや衣類のほか、食器やアクセサリーなど、合わせて80点を回収することができました。その査定額は4,630円!
中古品・不要品回収イベントを終えて
達成感を得た一方で、反省点もあるといいます。それは、学校周辺の住民をはじめとする一般の方々からの協力がいま一つ伸び悩んだこと。校内での周知には手ごたえを感じているし、後輩はすでに次回の実施に意欲を見せてくれているそうで、吉田さんは、学校や地域との連携を活発にすることで、イベントとしてのおもしろさを高めたいと、これからの思いを語ってくれました。
吉田さん「中古品・不要品回収で寄付金を生み出すのは、高校生の私たちでも負担なくできること。何かしたいという同じ思いを持つ仲間に会えたことがうれしかったです。ジャミ高(総社南高の通称の一つ)は中古品・不要品回収で国際協力してる!と言われるようなイベントに成長させられたらと思っています。」
吉田さんは今年3月、アフリカのルワンダ共和国へのスタディツアーに参加するということです。現地でたくさんの人に出会い、いろんなものを見て、感じて、ますますステキな国際協力の担い手になることをアムダマインズ一同、期待しています。帰国したらぜひまたお話を聞かせにいらしてくださいね!
吉田さんはじめ本イベント企画・運営有志生徒の皆様、総社南高校様、リユースマン倉敷様、高山和成様、そしてご協力くださった皆様、誠にありがとうございました。
いただいたご寄付は、アムダマインズが世界の元気を育てるための活動に活用させていただきます。