ザンビアでの取り組み

ザンビア共和国は1964年に独立して以来、紛争を経験していない、アフリカでもっとも平和な国の1つです。コロナ禍以降も4%以上の経済成長を続けていますが、人口の6割以上が1日2.15ドル未満での生活を余儀なくされています。2023年には首都ルサカ市でコレラが流行し、不衛生な生活環境下にある事業対象地域でも様々な社会活動が制限されました。
 
面積:75.3万㎢ (日本の約2倍)
人口:2,057万人 (2023年/世界銀行)
公用語:英語
1 人あたりのGNI:1,320米ドル (2023年/世界銀行)
5 歳未満児死亡率:56人 (出生1,000人あたり、2022年/UN IGME)
妊産婦死亡率:135人 (10万人あたり、2020年/WHO)

ハートサポートプロジェクト(2021年2月-現在)

 
【目的】
リプロダクティブヘルス/ライツ(性と生殖に関する健康と権利)に関する知識・情報と布ナプキンの普及
 
【主な活動】
コミュニティスペースの開設とサービス提供(カウンセリング、HIVテスト、避妊具の提供)、ピア・エデュケーターの育成、ピア・エデュケーターによる啓発活動、布ナプキンの製作と配布、など
 
【活動レポート】
ハートサポートプロジェクトの公式サイトもご覧ください(同公式サイトに移動します)
2024年6月:自分たちの力で活動を続けたい~Star of George Youth Groupの挑戦~
 
【活動地】首都ルサカ市
活動地は首都ルサカ市内のスラム街。人々は厳しい生活環境の下、不安定な収入や感染症など、様々な問題を抱えている。思春期層の課題は、性に関する知識不足や生理用品不足。使い捨てナプキンは裕福な家庭の子しか継続して使えず、多くが古着や新聞紙など、衛生的とは言えないもので代用している。
 
※本事業は、大王製紙株式会社との連携より活動を実施しています。
啓発活動に参加した地域の女の子たち
布ナプキンを手に

 

コミュニティセンター支援事業(2002年10月-現在)

 
【目的】
コミュニティセンター収益による地域貢献(保健ボランティア支援、貧困層住民支援)
 
【主な活動】
コミュニティセンターによる駐車場、オフィス賃貸、野菜栽培、養鶏、洋裁教室運営への側面支援、など
 
【活動レポート】
2022年9月:よりよいコミュニティセンターに生まれ変わりました
2021年1月:コミュニティセンターの挑戦~自立発展性の向上を目指して~
 
【活動地】首都ルサカ市
活動地は首都ルサカ市内のスラム街。人々は厳しい生活環境の下、不安定な収入や感染症の蔓延など、様々な問題を抱えている。行政機関も予算や人員が限られている中、住民の自助努力だけでは生活改善は難しく、様々なアクターによる複合的な地域貢献が必要とされている。
 
※本事業は、皆様からのご寄付により活動を進めています。
コミュニティーセンターの農園
保健ボランティアに支給される農作物

 

受益者の声(ジョージ保健センター看護師 テレサ・テンボさん)
ジョージ保健センターとコミュニティの若者を代表し、月経衛生管理を支援してくださっているハートサポートプロジェクトに感謝申し上げます。
プロジェクトを通じ、ピア・エデュケーターの若者は衛生的に月経を管理する方法を学び、洗濯ができて再利用が可能な布ナプキンの作り方を覚え、それを販売管理するための記録や帳簿の付け方も学びました。そのおかげで、地域の女の子たちは月経衛生に関する情報を得やすくなり、手に届く価格で布ナプキンを購入することができるようになりました。活動に参加したことで、望ましくない行動を変えることができた女の子もいます。
プロジェクトの存在と熱意、そしてサポートは私たちをやる気にさせてくれました。
このパートナーシップとサポートが、より多くの女の子と若者たちの幸せにつながることを願っています。
テレサ・テンボさん
ザンビアスタッフブログ
最新のブログ
停電が日常の日々によせて」 
(2024年10月 林 裕美)
 
電力のほとんどを水力発電に頼っているザンビア。深刻な水不足による電力供給の縮小で、1日のうち通電しているのは深夜ぐらい…という厳しい電力状況です。干ばつもひどく、作物も育ちません。
気候変動の問題は、食料不足、貧困、そしてエネルギー不足にまさに直結している…そう感じた現地出張の様子をお伝えします。

 


バックナンバー
第二の故郷」 2023年12月 大谷聡
ささやかな体験ですが、、、」 2022年11月 林裕美

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(2024年11月更新)