おかやまからの想いをネパールへ 〜「AMDA基金」贈呈式
2025年5月9日、生活協同組合おかやまコープ「AMDA基金」(公式サイトへ移動します)から、ネパールでの母子保健活動に対し支援金を贈呈していただきました。加えて、組合員の皆さまが心を込めて作ってくださったプレゼントも頂戴しました。これらはすべて、ネパールのお母さんと子どもたちへアムダマインズが責任をもってお届けします。
この支援金は、ネパール西部の山間地・チュレ地区で、赤ちゃんを診療所で安全に出産し、きちんと産後健診を受けたお母さんに「赤ちゃんキット」として届けられます。母子の命を守るこの取り組みに、温かなご支援が活かされています。
贈呈式では、組合員の皆さまに「赤ちゃんキット」の実物を手にしていただきました(写真提供:おかやまコープ) 「赤ちゃんキット」にニッコリ笑顔のお母さん
「AMDA基金」は、おかやまコープの店舗に設置された募金箱へ寄せられた募金や、組合員の皆さまからのご寄付が積み立てられたものです。アムダマインズへは2010年からご支援をいただき、アフリカ・ザンビア、中米・ホンジュラス、そして現在はアジア・ネパールでの活動に活用されています。今年でちょうど15年目。累計1,500万円近いご支援が積み重ねられてきました。
日本には数多くのNGOがありますが、その多くは東京や大阪といった大都市に拠点があります。そのなかで、私たちは「岡山のNGO」として、地元の皆さまに支えられながら活動できていることに深い感謝の念を抱いています。
贈呈式では、支援金とあわせて心のこもった手作りプレゼントも頂戴しました。これらも、チュレ地区の子どもたちやお母さんにお届けします。
毎年10月は「AMDA募金月間」、組合員の皆さまによる呼びかけが行われています(コープ鴨方店での「AMDAマルシェ」) 予防接種会場で配布された手作りのプレゼント。注射で涙が出た子も、プレゼントに笑顔が戻ります
こうした贈り物をネパールのお母さんにお渡しすると、感謝の言葉に加え、こんな声をいただくことがあります。「岡山のお母さんにも伝えてください。あなたも健康で、どうか元気にがんばって」と。
遠く離れていても、お互い「お母さん」という共通の立場があるからこそ、気持ちが通じ合うのでしょう。日本とネパール、文化も言葉も違うけれど、「困っている誰かのために、自分にできることをしたい」という気持ちは同じ。その想いをつなぐのが、私たちの役割だと思っています。これからも、私たちの地元岡山と、ネパールとを結ぶ小さな架け橋であり続けたいと願っています。
「AMDA基金」に募金をお寄せ下さった皆さま、手作りプレゼント製作にご参加くださった皆さまに、改めて御礼申し上げます。
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