猛暑よりもアツいぞ!~さまざまな国際協力イベント~パート2
海外事業運営本部 白幡利雄

2025/10/09

(パート1はこちらから)
 
暑かった夏もようやく終わり、朝晩には涼しい風が感じられるようになりました。「喉元過ぎれば熱さを忘れる」とはよく言いますが、あの猛暑を思い出していただくべく(!?)日本各地で「熱い想い」を胸に活動されている方々を紹介するシリーズの第2回をお届けします。

 

8月9日(土) 第33回種を蒔く人のお話を聴く会

 

奈良を拠点に多くの協力者の方々が自主的に活動している一般社団法人blue earth green trees(以下、blue earth)の企画に、講師として参加しました。会場は近鉄奈良駅から徒歩10分弱の閑静な住宅街にある「SHARE HOUSE Little trees」のミーティングルーム。築90年の古民家を、杉の無垢材などを用いて去年フルリノベーションしたばかりのとても素敵な場所でした。

「SHARE HOUSE Little trees」の素敵な外観

実はblue earthへは1年ほど前にお邪魔するはずだったのですが、台風の影響で延期されたため、今回は満を持しての訪問となりました。どうして国際協力を仕事にするようになったのか、現場でどんな経験をしてきたのか、また、アムダマインズはどういう活動をしているのかなどを、お話ししました。

 

当日は、これに続けてもう一つ「第20回SDGs勉強会~まちづくりを考える」という企画もありました。講師は元DEAR代表理事の岩﨑裕保さん。DEARは、前回ご紹介したd-lab2025の主催団体です。これも何かのご縁ということで私も参加させていただき、さらに有志での夕食会まで楽しんでから岡山へ戻るという、密度の濃い一日でした

 
当日の様子はこちらから(blue earth公式サイトに移動します)。
 
 

8月21日(木) JICA中国主催・西粟倉村大学生フィールドワーク合宿

 

独立行政法人国際協力機構(JICA)は、日本の政府開発援助(ODA)の主要な実施機関として知られ、世界各地に90か所以上の海外事務所をもっていますが、日本国内にも15の拠点があります。東広島市にあるJICA中国センターは、中国地方の5県を管轄しているため、アムダマインズもさまざまな形で連携しています。

 

学生たちが寝泊まりした、一般社団法人Nestが運営する活動拠点「Pocket」

「百年の森林(もり)構想」を打ち出し、ローカルベンチャーの育成と移住促進などで全国的にも注目されている岡山県の西粟倉村をフィールドに実施されるこの企画には、アムダマインズも講師の一員として、3年前の初回実施時から参加を継続してきました。今年は事前のオンライン研修と、フィールドワーク初日の2本立てで、全体のコーディネートを担う一般社団法人Nestとともに、国際協力の現場で活用されている様々な調査手法について講義をしたり、参加者である学生の皆さんの疑問に応えたりしました。

 

地域資源を活かした課題解決のプロセスは、開発途上国での支援活動と本質的に似ているということなどを実践的に学べる、貴重な機会になったのではないかと思います。合宿参加者の将来がとても気になる、ユニークな企画ですよね。

 
当日の様子はこちらから(一般社団法人Nest公式Noteに移動します)。
 

西粟倉村の景色は、日本の原風景を彷彿とさせますね

 
 

この記事を書いたのは
白幡 利雄(しらはた としお)
海外事業運営本部長


学生時代に手話を学んだこと、NGOの存在を知ったことをきっかけに、世界をより良く変えることを一生の仕事にしたいと決意。教育学修士号取得後、日本の国際協力NGOに就職。約21年間、東京事務所で海外事業全体のコーディネーションを担当した他、バングラデシュとネパールに事務所長として駐在。2014年にアムダマインズ入職。2020年から現職。夫婦揃ってスパイスの効いた料理が大好き。岡山駅からの徒歩圏内だけでもインド・ネパール料理屋が10軒以上あることに最近気づき、驚いています。東京都出身。

 
 


 
 

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