シエラレオネあるある / シエラレオネ事務所 松本千穂
早いもので、西アフリカはシエラレオネに赴任して4カ月が経ちました。私にとってアフリカで3カ国目の滞在国。恐らく平均的日本人よりはアフリカと縁のある私ですが、シエラで暮らし始めて初めて知ったことが色々とあります。エボラ出血熱からの復興や従事している保健システム強化プロジェクトといった固い話はまたの機会にゆずり、今日はシエラレオネの日常風景を想像して頂けるような「シエラあるある」をご紹介します。
1:シエラには傘より人気のレイングッズがある? 7月末現在、シエラレオネは雨季の真っただ中。私は10年以上愛用の丈夫な折り畳み傘を持ち歩いています。しかしシエラには、お金がない、持ち歩くのが重い・面倒くさい(日本のように軽量コンパクトな折り畳み傘がないのも一因でしょう)等の理由で、傘を持ち歩かない人がたくさんいます。そんな人の強い(?)味方がシャワーキャップと透明ゴミ袋を切って作る貫頭衣型レインコートです。でも、シャワーキャップだけでは体の大部分が濡れてしまうような…。 2:シエラの街角にはオカダさんがたむろしている? シエラに日本人は数えるほどしかいませんが、オカダさんは数百人は下りません。オカダは庶民の足であるバイク・タクシーのこと。西アフリカにはバイク・タクシーをオカダと呼ぶ国が何カ国かあり、一説によれば、語源はナイジェリアにかつてあったオカダ・エアーという航空会社だそう。日本とは関係ないようです。荒っぽい運転で事故を起こしたり、警察官と衝突して警察署に放火したりという事件もあり、首都フリータウンでは営業禁止の憂き目にあっているオカダ・ライダー達。最近は警察官がいない裏道でこっそり営業中です。 3.シエラのイケてるタクシーには網が付いている? フリータウンでオカダ以外の公共交通手段といえば、乗合タクシーや乗合ミニバス。その中に時々同じようなデコレーションをした車を見かけます。ボンネットには卓球用と思われるネット。時にはネットの中に大きなボールを入れているタクシーも。更にこだわる?ドライバーは車の角にテニスラケットも装着。どちらも網目があること、自家用車では見かけないデコレーションであることから想像するに、たくさんお客さんを捕まえるためのおまじないでしょうか?運よくこんなタクシーに乗る機会があったら運転手に聞いてみます。結果報告はまたこのTea Breakで…。 |
|