結核治療サポーター総会を開催しました

2013/02/05

1月31日に18保健センターの全結核治療サポーターを集めた結核治療サポーター総会を開催しました。

結核治療サポーターはコミュニティから選抜された保健ボランティアです。サポーターは保健センターの結核コーナーで結核担当看護師のサポートをするだけでなく、コミュニティでの啓発活動や患者宅への家庭訪問などを行っています。当団体は日本NGO連携無償資金協力事業として、サポーターを育成するためのトレーニングの実施、活動を支援するためのリーフレットや啓発グッズの作成・配布などを行っています。

この日は、18保健センターの全サポーターと結核担当看護師、総勢327名が初めて一堂に集まり、これまでの活動とこれからの更なる連携を確認する会となりました。総会のテーマは『POWER IN NETWORKING WITH THE COMMUNITY IN COMBATING TB AND HIV/AIDS-結核、HIV/AIDSと戦うためにコミュニティとの連携を強化しよう!-』、集まった結核治療サポーターは、歌や踊り、劇を通じて自分たちの活動を表現し、大きな盛り上がりを見せました。

会場には、在ザンビア日本国大使館より当事業担当の堀田専門調査員が、また事業パートナーであるルサカ市保健局からはムレヤ医師が出席され、スピーチを下さいました。またルサカ市内で結核やHIV/AIDSの活動をするNGO、当事業のメディカルアドバイザーであるザンビア大学付属教育病院のソムウェ医師など多くの来賓を迎えた盛大な会となりました。

ムレヤ医師はスピーチの中で、これまでの当事業の成果を高く評価するとともに、患者やコミュニティと日々向き合っているサポーターの活動こそが、結核対策において最も重要であることを強調され、この場に集まったすべての人が今後も連携していきましょう、と述べられました。堀田専門調査員も、サポーターとの連携の下、コミュニティベースで実施してきた当事業を評価し、今後もこの活動が持続することを期待している、と述べられました。これに対し、サポーターの代表からは、コミュニティを結核やHIV/AIDSから守るために、引き続きルサカ市保健局や他の団体とも連携し、活動を続けていくとの宣誓が行われました。

保健センターごとに、サポーターの方が歌やダンス、劇を披露しました
保健センターごとに、サポーターの方が歌やダンス、劇を披露しました
結核の病気とサポーターの取り組みについて表現した劇では、サポーターの迫真の演技がみられました
結核の病気とサポーターの取り組みについて表現した劇では、サポーターの迫真の演技がみられました
在ザンビア日本国大使館より堀田専門調査員(左から2人目)、ルサカ市保健局よりムレヤ医師(右から2人目)が出席、スピーチを下さいました
在ザンビア日本国大使館より堀田専門調査員(左から2人目)、ルサカ市保健局よりムレヤ医師(右から2人目)が出席、スピーチを下さいました
会場には来賓も含め、およそ350人が集まり、盛大な会となりました
会場には来賓も含め、およそ350人が集まり、盛大な会となりました