新たにインドネシアでプロジェクトを開始しました
2013年2月8日、平成24年度日本NGO連携無償資金協力事業「南スラウェシ州シンジャイ県における酪農技術向上支援事業」の事業資金贈与契約を在インドネシア日本国大使館との間で締結しました。 インドネシア東部に位置する南スラウェシ州シンジャイ県には小規模酪農家が多く、県内の4分の1の世帯が1日1.25米ドル以下で生活する貧困層と言われており、インドネシア国内でも開発が遅れている地域の一つとされています。本事業では、日本から酪農経営、獣医師などの専門家を派遣し、酪農農家への技術指導を行うことで、酪農農家の生計向上を応援します。 贈与契約署名式では、鹿取克章特命全権大使より、「農業・酪農分野における日本とインドネシアの交流がより深まるきっかけとなる事業にしてください」とのあたたかいお言葉と激励を頂戴しました(在インドネシア日本国大使館によるプレス・リリースはこちらから)。また、The Daily Jakarta Shimbun(じゃかるた新聞、インドネシアのニュースを日本語でいち早く報じる現地日刊紙)でも、プロジェクト開始について紹介されました。 なお本プロジェクトは、島根県太田市に拠点を置く「(特活)三瓶スラウェシ友好促進センター」(理事長、廣本隼人)との連携により実施されます。同センターは、1996年に任意団体として設立後、2000年島根県よりNPO法人格を取得されました。日本でも有数の開拓酪農の歴史がある島根県大田市三瓶町に拠点を置き、豊富な酪農技術指導経験を有しています。インドネシア南スラウェシ州において酪農業分野で技術指導を行う他、現地から畜産・農業研修生を多数受け入れていらっしゃいます。 |
インドネシアで新規事業を開始します
インドネシア東部に位置するスラウェシ島の南スラウェシ州シンジャイ県で、酪農農家の生計向上を目的とした酪農技術向上支援事業を展開します。 本事業を実施する南スラウェシ州シンジャイ県は、インドネシア国内でも開発が遅れている東部地域のスラウェシ島に位置し、県内の4分の1の世帯が1日1.25米ドル以下で生活する貧困層と言われています。耕作地が限られていること、灌漑設備が未整備であること、そして昨今の異常気象などの影響で、農業収入は不安定な状況となっています。このような状況に鑑み、外務省が所管する日本NGO連携無償資金協力を活用し「南スラウェシ州シンジャイ県における酪農技術向上支援事業」を実施します。主に以下の3つの活動を通じて酪農技術の向上や牛乳、乳製品の摂取を通じた子どもの健康と成長を応援します。 活動1) シンジャイ県畜産局酪農関係者の能力向上支援 活動2) 酪農農家の乳牛飼育に関する知識・技術の向上支援活動 活動3) スクールミルクプログラムの実施 なお本プロジェクトは、日本国外務省「日本NGO連携無償資金協力」事業として、島根県太田市に拠点を置く「(特活)三瓶スラウェシ友好促進センター」と連携して実施する予定です。 *特定非営利活動法人三瓶スラウェシ友好促進センター |
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