ミャンマーにて、生計向上プログラムの「成果発表会」を開催しました!
2013年6月30日、メティラ郡54村で実施している「生計向上プログラム」に参加している女性達が、プログラムで受講した健康教育や農業・畜産研修の成果を発表する「成果発表会」を開催しました。 成果発表会には、メティラ郡保健局や郡畜産局、郡農業局からの来賓の他、村長、受益者の代表ら250名を超える方々が集まりました。まず、54村から成功例として選ばれた3村のグループが、実際の体験をもとにしたロールプレイ(寸劇)で健康教育の成果を披露しました。最優秀賞に選ばれたグループの発表は、村の妊婦さんの安全な出産を手助けすることができたというエピソードでした。健康教育を通じ「安全な妊娠と出産」の知識を身に付けた女性達が、いち早く妊婦さんの危険な兆候に気付き、助産師のもとへ妊婦さんを連れて行った結果、彼女は病院へ搬送され、無事に出産を迎えることができたそうです。健康教育で学んだ知識が、自分や自分の家族だけではなく、村の人たちの健康と命を守ることにも活かされていることは、何より喜ばしい成果の1つでした。どのグループも、熱のこもった演技でそれぞれのエピソードを披露し、会場を埋め尽くした観客からは温かい拍手が送られていました。 また、農業・畜産研修を通じた生計向上の成功事例がインタビュー映像で放映されました。野菜を栽培しているあるプログラム参加者は、「農業研修で学んだボカシ堆肥を使用し始め収穫量が安定し、今では貯蓄できるまでになった」と笑顔で語っていました。 「生計向上プログラム」では2010年6月初めから2013年6月末まで、外務省「日本NGO連携無償資金協力」事業として、プログラムに参加する女性約2,400人に対し、健康教育と農業・畜産研修機会を提供することで、女性らが取り組む生計向上を支援しました。成果発表会は同事業の最終日にあたり、3年間にわたる取り組みの成果が発表される総括の場となりました。今後も、これまでの成果が継続し発展していくようフォローアップを続けて参ります。 |
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