ザンビアの活動報告会を開催しました
4月23日(水)、岡山国際交流センターにて、ザンビアの活動報告会を開催しました。 第一部では、まず始めに、AMDA社会開発機構 海外事業部の稲葉久之から、ザンビアがどのような国か、人々はどのような暮らしをしているのかをお話しし、これまでAMDA-MINDSがザンビアで行ってきた、小児結核対策事業、都市コミュニティ小児保健システム強化プロジェクト、コミュニティセンター事業についてご紹介しました。 次に、青年海外協力隊として、2年間AMDA-MINDSのコミュニティセンター事業に従事した平野耕志さんによる活動報告を行いました。平野さんからは、協力隊として赴任し、初めの数か月は、コミュニティセンターのスタッフに自分の伝えたい農業技術がなかなか理解されず、思うように活動が進まないことにとても悩んだこと、その後、周囲の助言にも助けられ、まずは技術指導の前にスタッフの意識改革が必要だと気持ちを改めたこと、スタッフとコミュニケーションを密にとっていくことで、徐々にスタッフとの間に信頼関係が生まれ、スタッフの仕事に対する意欲も見られるようになったことなど、2年の任期中に感じた様々な苦悩や葛藤、喜びや達成感が語られました。 また、第二部では、元協力隊員のAMDA-MINDSスタッフも加わり、参加者とのざっくばらんな意見交換会を行いました。参加者からは「どのような人がコミュニティセンターのスタッフとして雇用されているのですか?(雇用創出という目的もあるため、近隣住民から採用するようにしています)」「コミュニティセンターがあるジョージ地区以外では、自立発展に向けて、どのような取り組みをされているのですか?(保健ボランティアさんにパソコンスキルや家庭菜園の技術指導を行い、就業支援や自給できるよう支援しています)」などの質問がありました。また「現地で長期駐在するときの苦労はありますか?」といった駐在者の暮らしに関する質問もたくさん出されました。現地で活動をしてきたスタッフや青年海外協力隊の経験者に直接質問をし、生の声を聴く機会となり、「大変興味深かったです」という声をたくさん頂きました。 今回の会は、JICA中国国際センターとの共催で実施し、岡山県国際協力推進員の大井氏より、JICAボランティアについての説明もあったことで、参加者の方々からは、青年海外協力隊・シニア海外ボランティアに興味をもった、参加したいと思った、といった感想が寄せられました。 今回の会には32名の方にご参加いただきました。お越しくださった皆様、ありがとうございました。 |
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