6月1日は牛乳の日 ~地産池消への取り組み~

2014/05/30
6月1日は『牛乳の日』。牛乳への関心を高め、酪農・乳牛の仕事を多くの方に知ってもらうことを目的に、国連食糧農業機関(FAO)が2001年に、6月1日を「世界牛乳の日(World Milk Day)」と定めたそうです。ちなみになぜ6月かというと、生命力あふれるこの時期に、「牛乳」「これをもたらす命や自然」「働く人々」に感謝するお祭りやお祝いが世界各地で行われるからだそうです(一般社団法人Jミルク様のウェブサイトより)。日本でも6月を牛乳月間と定め、関係機関による様々なキャンペーンや催し物が企画されています。

私たちにとって牛乳はとても身近な存在ですよね。学校給食で牛乳が出るので子どものころから慣れ親しんでいるし、家庭向けの牛乳配達サービスも充実しているし、スーパーマーケットに行けば色々なブランドの牛乳が手に入るし、温泉に行けばついついコーヒー牛乳かフルーツ牛乳に手が伸びてしまうし。そういえば、牛乳洗顔&パックなんて贅沢な美容法も流行りましたね(かのクレオパトラも牛乳風呂に入っていたとか…)。

でもここインドネシアで牛乳は、日本ほど身近な存在ではありません。赤道直下の気候では、どこでもかしこでも乳牛を飼えるわけではないし、道路状況が悪ければ生乳を新鮮なまま運搬できないし、冷蔵庫がなければ自宅で保管することも出来ない。だから牛乳はちょっと手に入りにくいもので、「病気の人、妊婦さん、幼い子どもたちやご老人が栄養をつけるために飲む特別なもの」でした。最近は、インフラも整備されつつあること、零細農民の所得を増やす試みの一つとして、国を挙げて酪農業が導入されていることもあって、牛乳の消費量は徐々に伸びているようです。

アムダマインズは、スラウェシ島の酪農好適地のひとつシンジャイ県で、県畜産局が取り組んでいる酪農振興政策をお手伝いしています。具体的には、生乳量が増えるよう人工授精師や酪農家を対象とした技術研修を開催し、牛乳消費が普及・拡大するよう様々なキャンペーン(例えば小学校でのスクールミルクプログラム)を展開しています。地元で搾乳された生乳を、地元の酪農協同組合が加工・販売し、それを地元の小学校の子ども達やたくさんの人々が飲み、健康になる。そんな地産池消の取り組みを進めています。(インドネシア事業についてはこちら

「そういえば最近、牛乳飲んでなかったな」なんて人も、牛乳の日を祝って、そしてちょっとだけシンジャイ県で頑張る酪農家のことも頭の片隅に思い浮かべて頂きながら、さぁ腰に手をあて!ゴクゴク牛乳を飲んでみてはいかがでしょう。

①インドネシア都市部のスーパーマーケットでは色々な種類の牛乳が販売されています。プレーン牛乳よりイチゴ味などのフレーバー牛乳が好まれているようです。
インドネシア都市部のスーパーマーケットでは色々な種類の牛乳が販売されています。プレーン牛乳よりイチゴ味などのフレーバー牛乳が好まれているようです。
人工授精師見習いのアブドゥラさん。早く一人前になることが夢だそう。
人工授精師見習いのアブドゥラさん。早く一人前になることが夢だそう。
酪農協同組合が加工・販売するsusinブランド牛乳。この他、アイスクリームやヨーグルトなどの乳製品も販売。
酪農協同組合が加工・販売するsusinブランド牛乳。この他、アイスクリームやヨーグルトなどの乳製品も販売。
地元で搾乳・加工された牛乳を飲む小学校の子ども達。子どもたちは週に3日の牛乳配布の日が楽しみ。この日は農作業を手伝わせず学校に行かせる親御さんも多いとか。
地元で搾乳・加工された牛乳を飲む小学校の子ども達。子どもたちは週に3日の牛乳配布の日が楽しみ。この日は農作業を手伝わせず学校に行かせる親御さんも多いとか。