ネパール カルパチョウク村で運動会を実施しました
2016/03/02
2月18日、カブレ郡カルパチョウク村のデヴィスワリ小学校で、運動会を行いました。これはアジア生協協力基金の助成をいただき、震災後の復興支援の一環として、子どもたちの心身の健全な育成を目指して行っている活動の一つです。この運動会の実施にあたっては、同じカブレ郡で活動されている3名の青年海外協力隊の方々にご協力いただきました。当日はとても良く晴れ、まさに運動会日和となりました。校長先生の挨拶の後、まずは、日本のラジオ体操よろしく、「ナマステ体操」というネパールの手を合わせる挨拶などを組み合わせた準備体操をみんなで一緒に行いました。この体操では協力隊の人たちが中心になってくれ、子どもたちの前でお手本を披露してくれました。初めて見る体操であるにも関わらず、みんな必死になって協力隊の人たちにならって身体を動かしていました。実は、直前まで、スピーカーから音が出ずに苦労しました。日本人の我々は、「しょうがない、音なしでやろうか・・・」と、あきらめつつあったのですが、地元のおじさんたちが、機材やらケーブルやらを借りるために何回も山を下りたり登ったりしてくれ、ぎりぎりセーフで音も出て、ほっと胸をなでおろしました。その時のおじさんたちの満足そうな顔がとても印象的でした。ナマステ体操の後、玉入れ、風船リレー、綱引きといった、日本の運動会ではおなじみの種目を行いました。ネパール人にとってはどれも初めての種目でしたが、みんなの様子は白熱そのもの。玉入れでは、人がかごを高く持ち上げてその中にボール投げ入れるようにしましたが、かごを持つ人がわざと玉を外すことがないよう目隠しをさせたり、風船リレーでは、手を使って風船を持とうとするのを制したり、また綱引きでは、両チームの人数や力加減が均等になるようこだわったり、みんな負けず嫌いなのが良く分かりました。
そして、どの種目も、「大人もやりたい!」と急きょ大人の部も設けました。なぜが大人の方が真剣になってしまうのは、ネパールも日本も同じなようです。 すべての種目が終わり、みんなでおやつを食べる時間になりました。その前に、カブレ郡のドゥリケル病院で活動している隊員の西田さんと福岡さんから、手洗い指導をしてもらいました。病院でもコミュニティでの保健指導を担当している西田さんは、オリジナルの手洗いソングを披露してくれ、子どもたちも楽しそうにまねしていました。 晴天のもと、子どもも大人も元気に身体を動かし、楽しく過ごせた一日となりました。 |