大渋滞!でも大丈夫!!ジャカルタの快適なお買い物事情
海外事業運営本部 梶田未央
皆さんこんにちは、アパ・カバール?(お元気ですか?)インドネシア出張中の梶田です。
私が滞在しているジャカルタの名物といえば渋滞!世界で7番目に渋滞のひどい都市に選ばれたこともあるそうです(統計の取り方によって諸説ありますが)。
どれくらいの渋滞かというと、夕方の帰宅ラッシュに巻き込まれて3 キロメートル移動するのに2時間以上かかったことも。歩いた方が早いですね。
そんなジャカルタなので、バスやタクシーに乗ってちょっと食事や買い物に、と思っても長時間家を空けることになるのかと思うと、しり込みしてしまいます。
でも大丈夫!ここでは家にいればお店が向こうからやって来るのです。近年目覚ましい発展を続けるeコマースの波に乗り、食べ物や日用品などなんでもバイクで配達してくれるオンラインサービスが、インドネシアにもどんどん増えてきています。もちろん、オンラインだけでなく伝統的な屋台も例外ではありません。
近所を散歩すればバイクに目一杯野菜を積み上げた八百屋さんや、荷台に発泡スチロール箱をくくりつけた自転車で魚を売る行商人に遭遇します。子どもに人気のアイスクリーム屋さんは軽快な音楽とともに真っ赤な自転車で現れますし、おもちゃを売る屋台を見かけることも。自転車でやってくる靴修理の職人さんを呼び止めればはがれた靴底をすぐに取り換えてくれるし、その場で複製を作ってくれる鍵職人さんもバイクで巡回している、などなど。私もすでに何度もお世話になっています。
毎日数えきれないほどの移動販売を見かけますが、その中でも一番多いのは食べ物の屋台です。朝はおかゆ、昼はお菓子やお弁当、夕方からは道路脇にありとあらゆる屋台が集結します。
渋滞があるからこそ発達した屋台文化…ではないかもしれませんが、渋滞にひるむことなく毎日のお買い物や食事が手軽に楽しめるのは本当にありがたいです。
ところで、おでん屋台など日本では「引いて歩く」のが一般的なイメージだと思いますが、インドネシアの屋台は「押して歩く」スタイル。引いて歩くと後ろが見えず商品を盗まれるからだそうです。ちなみに、屋台の食事は基本的に後払い。食い逃げする人はいないから安全だ、と店主は言い切ります。盗難はあるけど食い逃げはされないインドネシア、その違いはいったい何なのか…。
やはり奥深い国です。
海外事業運営本部 プログラムコーディネーター
大学生の時、アムダ(アムダマインズの前身)のインターンとして、スリランカで医療和平プロジェクトに参加。初めての海外に興奮。異国の人々と共に手を取り合い、課題解決に立ち向かう仕事に魅了され、国際協力の道へ。大学卒業後、2005年にアムダ国内事業部入職。以降、ベトナムやインドネシアでプロジェクトに従事。Youtubeで馬の削蹄動画を見るのが好き。おすすめのチャンネルはMaupin Farrier Co。岡山県出身。
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