ホンジュラス生活つれづれ ホンジュラス事務所 山田留美子
台風、猛暑と過ごしづらい日々が続いていることと思いますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。いつもご支援いただき、また本日は当ページをご訪問いただき誠にありがとうございます。今回は私事で恐縮ながらホンジュラスでの日常をつづってみたいと思います。
家庭菜園事業を実施したことをきっかけに、事務所でも空いている土地に、種や苗をいろいろと植えてみるようになりました。家の生ごみや乾燥剤に使われている石灰を混ぜた土づくりをこころがけていますが、苦戦しています。
比較的きちんと収穫できたのはアヨテといわれるウリ、サツマイモ、シラントロ(香草)、にら、くらいです。種を植えて芽がでても、ハキリアリやりすに食べられてしまうことも多いです。パパイヤ、レモンはやっと果実が採れるまで成長したのに何等かの病気にかかって枯れてしまい、抜かざるを得なくなりました。アボガドの木は大きく成長し、去年約7年越しにやっと1つだけ実がなったのですが今年は今のところ花や実の気配がありません。
事業で家庭菜園を指導していながら、事務所ではなかなか収穫に至らず、食用になる植物を育てるということ、ましてやそれを売れるまでの量を作るのがいかに大変なことかを痛感しています。
こちらでの人間関係というとほとんどが仕事がらみですが、時々仕事と全く関係ないお友達ができることがあります。その一人、ヨガ教室で知り合ったリナさんです。
彼女はホンジュラスにおける寄生虫学者の第一人者でアメリカにも教えに行っていたことがあり、その際に知り合ったアメリカ人の旦那さんと私の家の近所に住んでいます。日本の緑茶がお好きとのことで時々お茶をしたり彼女の素敵な車でピザを食べに行ったりします。
この1979年製のトヨタセリカは、中古車を大事に乗り続けるホンジュラスでも古い方に入る上に、その形の美しさから運転しているリナさんはいろんな人から声をかけられ、同乗している私までうれしくなります。
リナさんは80代半ば、日本では高齢者の運転による事故の増加が問題となっていますが、ここではそんな心配はほとんどありません。マニュアル車であれば、アクセルとブレーキを踏み間違えて暴走する心配はありませんし、細腕ながらパワーステアリングでもないハンドルとギアを操作する姿は頼もしく、運転に危うさは全くありません。
狭い日本でオートマ車が普及して運転が簡単になりすぎたのが問題の原因の一つだったと個人的には思っていますが、今後自動ブレーキなどの安全装置の発達により、お年寄りも含めた皆が安心して運転できるようになると良いなと思います。
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