シュクラン(有難う)エジプト!!!
海外事業運営本部 大谷聡

2025/02/19

読者の皆さん、アッサラーム!(アラビア語で「こんにちは」)
 
私が前回エジプトの記事を書いてから早3年。
あっという間にエジプトを離れる時期になってしまいました。
 
アフリカ一筋で仕事をしてきた私にとって、アラブ色の強いエジプトは新しい発見と驚きの連続でした。最初は試行錯誤でしたが、徐々に生活と仕事にも慣れ、多くの友人もでき、今ではエジプトはザンビアに次ぐ第三の故郷となりました。
 

雄大なナイル川の夕暮れ

エジプトでの最後の滞在となった今回、プライベートでのハイライトはやはりピラミッドマラソンでしょう。これまでもザンビアの草原を走る「トレイルラン大会」、シエラレオネの首都を走る「フリータウンマラソン」など、アフリカ各国で名物マラソンを楽しんできましたが、ギザの三大ピラミッドをバックに走るマラソン大会は格別のものでした。
 
入賞は逃したものの、表彰台で記念撮影

世界80か国から6,000人もの人が参加するこの大会はまさにお祭りで、壮大な景色を眺めながら気持ちのよい汗をかき、最高の思い出を作ることができました。
 
お祭りにはファラオ(古代エジプトの王)も参加!

そして、ピラミッドマラソンで気分転換をした後は、プロジェクト終了に向けて最後のひと頑張り。全ての事業地を訪問して活動の成果を確かめつつ、これまで一緒に働いてきた人たち一人ひとりに感謝の気持ちを伝えました。
 
これまで経験してきたアフリカとは異なるアラブ文化に戸惑うこともありましたが、豊かな感情表現を持つ人たちと、時には笑い、時にはぶつかり合いながら過ごした日々は、忘れられない経験となりました。無事、最後のワークショップを終えたときには、すがすがしい充実感と達成感を味わうことができました。
最後のワークショップを終えて同僚と共に

エジプトは、荘厳な遺跡を楽しめるだけでなく、日本に対して友好的でとても素敵な国です。
機会がありましたら、ぜひ読者の皆さんも足を運んでください。とりこになること間違いなしですよ!
 
 

この記事を書いたのは
大谷 聡(おおたにさとし)
海外事業運営本部  プログラムコーディネーター


大学生の時に参加したタイでのスタディツアーや、クロアチアの難民キャンプでのボランティア活動が、国際協力の道をめざすきっかけに。卒業後、民間企業を経て、イギリスの大学院で公衆衛生学修士号を取得。2005年にアムダ海外事業本部(アムダマインズの前身)入職。アフリカのシエラレオネやザンビアにて、保健プロジェクトに公衆衛生専門家として従事。ここ暫く、吹奏楽・マーチングバンド・太鼓にハマっており、日々You Tubeで演奏を見たり、各地の演奏会に出没して元気をもらっています!千葉県出身。

エジプトにて(中央:大谷)

 
 

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