開所式には、在ホンジュラス国日本大使館　岡田憲治特命全権大使をはじめ保健省副大臣、ダンリ副市長、エル・パライソ県保健事務所長、AMDAホンジュラス理事、米国国際NGOアミーゴス・デ・ラス・アメリカス　ホンジュラス代表ほか、市役所や病院関係者約50名、事業対象区の保健ボランティア約70名が参加してこの「妊婦の家」の開所を祝いました。

「妊婦の家」は、病院から離れた村々に住む妊婦が、事前に病院近くに移動して出産を待機するための宿泊施設です。県の基幹病院であるダンリ病院に「妊婦の家」が建設されたことで、普通分娩に限らず各CMI（普通分娩のみ対応できるクリニック）からの搬送ケースなどリスクを抱える妊婦も安心して病院での出産を待つことができるようになることが期待されています。この施設建設に加えて、医療従事者や保健ボランティアの能力強化研修を実施することで、事業対象地域の母子保健のさらなる向上を目指します。