信念、希望と愛を持ち続けること
ホンジュラス事務所 ダゴベルト・メヒア・ロペス
事業開始前は、子宮頸がん検診についてはその精度の低さから人々の信頼を得られておらず、また、乳がん検診は一次医療施設で提供されるサービスとして位置づけられておらず、同施設で検査をすることに対して現場の医療従事者から抵抗があるという状況でした。
そこで、プロジェクトを通じて医療従事者への研修、医療機材や消耗品の提供、住民への啓発活動などを行った結果、医療従事者・検診受診者・現地住民の全てから大きな信頼を得られるようになりました。様々な課題に直面しながらも、現地の人たちとともに最後まで忍耐強く活動を進めてくれた現地スタッフのダゴベルト医師が、プロジェクト終了に際し、その思いを語ってくれました。
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達成は、すべての終わりなのだろうか?
そのような場合もあるかもしれないけれど、私は、終わりは新たな始まり、つまり可能性に満ちた新しい日々の始まりでもあるのだと思うようになった。私たちは皆、人を愛し、喜びや幸せに満たされることと同様に、許し、忍耐し、嫌なことを忘れて前に進むことができる存在であることも学んだ。苦い思いを持ち続けることは、本当の自分を見つけることの邪魔にしかならない。
私の確信はどこからくるのだろうか?
それは私の周りの人々が、困難をものともせず、愛をもって物事に取り組み、誰にも相手にされず忘れ去られた名もなき人々のために、自分のことを後回しにして寄り添う姿を見てきたからだ。私は、そのような同僚たちに最大限の敬意を払うと同時に、短い間ではあったけれど、彼らの献身により、私はとても幸せな気持ちでこのプロジェクトに取り組むことができた。一緒に歩んだすべての人に感謝を伝えたい。

エル・パライソ県のテウパセンティ市で、山の上から川を眺める医療従事者。この事業でとても活躍した医師の一人です。前方には、新しい日々の始まりを思わせる光が差し込む
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この仕事を通じて、どんなことがあっても愛をもって取り組むことが、人生において何より重要だと気づくことができた。「受けるよりも与える方が幸いである」と言われるけれど、今回、自分たちが与えることができたもの以上の、想像を超える多くのものを受け取ることができたと思う。
このプロジェクトによって、多くの人が助けられ、時には命までも救われ、素晴らしい時間を多くの人と共有することができた喜びは、言葉にできない。
このがんとの闘いという旅路はまだまだ長く続くけれども、人々はそれに耐えて行けるであろうことを自分の経験から信じている。ここのところ、プロジェクトが終わってしまうことに悲しい顔を見せる多くの人に会うけれども、これは終わりではなく、素晴らしい始まりの一歩なのだと自信を持って言える。

事業終了後に、現地の保健行政からの要請を受けて、グラシアス・ア・ディオス県のブルス・ラグナ市で子宮頸がん検診の研修を実施しました。こうして他の地域への展開の兆しが見えてきています。ちなみに、同市へはこのボートで移動します。
最後に、親愛なる皆さんへ、多くの人が陥ってしまいがちなように、目的のない日々を過ごすのではなく、目的をもって、正義を貫き、他人に親切にし、そして何よりも愛をもって日々を過ごしていけるよう、心から願っています。
「信仰とは、望んでいる事を保証し、目に見えない事実を確信することである」
-ヘブル人への手紙 11章〔新改訳〕
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