甘い再会  本部職員 林裕美

2014/09/12
10年ぶりの再会―。しかも新たな感動とともに。
なんて書くと、皆さんドラマチックな情景を思い浮かべるかもしれませんね。

でも、これは果物のお話です。今日は皆さまにこの感動をご紹介します。皆さんはライチを食べたことがありますか?私の経験では、ライチはファミレスや焼肉屋さんのサラダバーで食べるもの。つぶの大きさは小ぶりの苺くらい、皮は茶色く、冷凍の輸入物・・・という認識でした。
ところが、カンボジアに駐在していた、時に5月、生のライチに初めて出会ったのです!
それはサラダバーにならんでいるライチとはまったく別のものでした。まず、つぶが大きい!(フルーツトマトくらい。)枝についたまま売られている!!そしてなんといっても、皮がピンク!!!自他ともに果物好きと認める私はとびついて購入し、その日の夕食はライチとなりました。とにかくこれまでのライチの認識をくつがえすピンクと大きさ、「生」ということで冷え過ぎてないことからも増幅される甘さ、そして多く出回らない希少度。。。どれをとっても私のそれまでのライチとは大きく違い、マンゴーとならんで好きな果物の1、2位を争うほどになりました。1年に1回しか出回らないので、駐在時にも3回食べたか食べなかったかくらいでしたが、日本へ戻ってきてからはまったくお見かけすることもなく、もはや思い出の1ページから出てくることはありませんでした。

ところが、今年5月。2週間のミャンマー出張の際、その再会は果たされました。事業地へ向かう際に経由するシャン州ラショーの訪問先で、生のライチを出していただいたのです!苺より大きなつぶ、ピンクの皮、生の甘さ。。。ミャンマーで食べる生ライチも、それはそれはおいしかったです。まさに10年ぶりの再会でした。さらに驚いたことに、ラショーでは今が旬と言わんばかりにたわわに実をつけたライチの木を、町のあちらこちらで見かけました。それは10年前には見なかった新しい発見で、その感動たるや、木を見かけるごとに、「あ、ライチ!」「あ、ライチ!!」「あ、あそこにも!!!」と声になって現れ、同僚スタッフからあきれられたほどでした。。。

どうですか皆さん、生のライチを食べてみたくなったでしょう?!東南アジアの5月は雨季まっただ中のところが多いですが、この時期に渡航された方はぜひ「生ライチ」を探してみて下さいね。ファンになること必至ですよ!

出していただいた生ライチ
出していただいた生ライチ
ライチの木
ライチの木

たわわに実をつけています
たわわに実をつけています