妊産婦ケアの改善を支援する事業を新しい地域で開始します(ホンジュラス)
2019/03/01
2月26日、外務省日本NGO連携無償資金協力事業「テウパセンティ市における妊産婦ケア改善支援事業」の贈与契約署名式が行われました。式典はテウパセンティ保健所で開催され、在ホンジュラス日本国大使館の福田紀夫特命全権大使をお迎えし、AMDA-MINDSホンジュラス事業統括である山田留美子との間で契約書が取り交わされました。本事業のカウンターパートであるテウパセンティ市長、テウパセンティ保健所長、エル・パライソ県保健事務所長も同席して下さいました。
テウパセンティ市はエル・パライソ県の北の県境に位置し、県内19市の中で3番目に多い人口を抱えています(約4万6千人)。しかし、市の中心部にあるテウパセンティ保健所においてさえ施設や機材が整っておらず、対象地域の妊産婦や母親の知識も不足しています。こうした環境が、妊娠中の危険な兆候の発見の遅れ、ひいては妊産婦死亡へとつながっています。そこで本事業では、同市の妊産婦ケアサービスの向上を目指し、保健所施設の改修、超音波診断装置(エコー)の導入と使用方法の研修、妊産婦への保健教育を行います。
署名式の会場設営と準備はすべて市役所と保健所によってなされ、当日は妊婦さんや市民の皆さんに大勢集まっていただきました。妊産婦ケアの改善を目指す本事業への高い期待と意欲が伝わってきました。
事業は今日、3月1日から開始!お母さんと赤ちゃん、そして家族みんなの笑顔が増えるよう、これから活動に取り組んでいきます。みなさまのご支援をよろしくお願いいたします。