猛暑よりもアツイぞ!~さまざまな国際協力イベント~
海外事業運営本部 白幡利雄

2025/09/01

2025年7月の日本の平均気温は、1898年の統計開始以来、7月としては史上最高を記録したそうですね。8月に入り、お盆を過ぎても変わらず猛暑が続いた中、気温に負けないほど「アツイ想い」を胸に活動されている方々と、日本各地でお会いする機会が4回続きました。
今回はその様子を2回に分けてご紹介します。

 

8月3日(日) d-lab2025

 

若い世代の参加も多く、中には中学生も!
若い世代の参加も多く、中には中学生も!(画像提供:DEAR)

認定NPO法人開発教育協会(DEAR)が主催する「第43回開発教育全国研究集会(d-lab/ディーラボ)」に、講師の一人として参加しました。会場は東京都新宿区にある、JICA地球ひろば。当日は教育関係者や学生を中心に、100名以上が集まっていたでしょうか。

 

私は午後の課題別分科会の一つに登壇し、「国際協力を取り巻く環境の変化をふまえた開発教育とは?~開発教育の源流を問い直す」というテーマでお話ししました。私自身がこれまで歩んできた32年に及ぶNGO人生を振り返りつつ、国際協力の現場で目の当たりにしてきた、さまざまな課題やエピソード、そして私自身の問題意識を共有しました。

 

たとえば30年前のバングラデシュでは、後にノーベル平和賞を受賞することになるグラミン銀行に対し、排斥運動が各地で起きていたこと。2004年の年末に発生したスマトラ島沖地震(インド洋大津波)をめぐって日本を含む各国がどのように対応し、成果に違いがあったのか、といったことを取り上げ、参加者のみなさんとともに熱のこもった議論を交わしました。

 
当日の様子はこちらから(DEAR公式サイトに移動します)。
 
 

8月7日(木)、8日(金) おかやまSDGsフェア2025

 
大人から子どもまで、楽しみながらSDGsを学び、体験し、交流できるイベント「おかやまSDGsフェア2025」に、アムダマインズとしてブースを出展しました

  • ブースは来場者でいつも賑わっていました
    ブースは来場者でいつも賑わっていました
  • ブースでは、活動紹介だけでなく、さまざまなグッズも販売しました
    ブースでは、活動紹介だけでなく、さまざまなグッズも販売しました

 

今年で3回目となるこのイベントは、岡山の企業・大学・自治体・NPOなどで構成される実行委員会の主催によるもので、2日間で延べ約3,500人が来場されたそうです。

 

初日の7日(木)午後には、別会場でNGO相談員としての企画も実施し、私は主にその担当を務めました。海外事務所のスタッフや駐在員の現地での暮らしなど、講演会や授業ではなかなか触れる機会の少ない話題についても、じっくりと時間をかけて紹介することができました。

 

  • どんな方からの質問・相談にもお答えしています
    どんな方からの質問・相談にもお答えしています
  • 今回の総合テーマは「めばえちゃったかも 共創心」でした
    今回の総合テーマは「めばえちゃったかも 共創心」でした

岡山での開催ということもあって顔なじみの方々の来訪も多く、また、ノートルダム清心女子大学のインターン生2名の活躍もあり、アムダマインズのブースは2日間を通して賑わいを見せていました。

 

100を超えるブースや企画・イベントが並ぶ中で、アムダマインズや国際協力に関心を寄せてくださった皆さまに、この場を借りて感謝を申し上げます。ありがとうございました!

 
~後編に続く~
 
 

この記事を書いたのは
白幡 利雄(しらはた としお)
海外事業運営本部長


学生時代に手話を学んだこと、NGOの存在を知ったことをきっかけに、世界をより良く変えることを一生の仕事にしたいと決意。教育学修士号取得後、日本の国際協力NGOに就職。約21年間、東京事務所で海外事業全体のコーディネーションを担当した他、バングラデシュとネパールに事務所長として駐在。2014年にアムダマインズ入職。2020年から現職。夫婦揃ってスパイスの効いた料理が大好き。岡山駅からの徒歩圏内だけでもインド・ネパール料理屋が10軒以上あることに最近気づき、驚いています。東京都出身。

 
 


 
 

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