カトマンズ事務所のランチタイム 本部事務所 中池小夜

2013/02/21

1月中旬から3週間ほど、海外研修でネパールへ行ってきました。AMDA-MINDSのネパール統括事務所は首都のカトマンズにあり、日本人スタッフ2名、ネパール人スタッフ3名が働いています。今日は皆さんに、そのカトマンズ事務所でのランチタイムの様子をご紹介します。

カトマンズ事務所のお昼ごはんは、事務所に住み込みのお手伝いさん(通称ディディ。ネパール語で「お姉さん」の意味)が毎日作ってくれます。
私が滞在した1月中旬~下旬は、一年で一番寒い時期のようで、暖房機器のない事務所の中は凍えるような寒さです。ところが、昼夜の寒暖差が大きいため、ランチタイムの頃になると、外は春(初夏?)のように暖かくなります。ディディがランチの支度ができたと呼びに来ると、スタッフは皆ぽかぽか陽気に誘われて日当たりのよいベランダに集まってきます。

ランチ中は、スタッフ同士、ネパールと日本の文化の違いの話で盛り上がります。例えば、ネパールでは今でもお見合い結婚が一般的であり、スタッフ自身もお見合い結婚だという話を聞いて驚いたり、日本は何日も靴を洗わなくても汚れないと聞いたネパール人スタッフが感心したり。(ネパールは舗装されていない道が多いので、すぐに靴が砂まみれになってしまうのです。)普段、スタッフ間では英語でコミュニケーションをとりますが、日本人同士が話すときは日本語、ネパール人同士が話すときはネパール語となり、英語・日本語・ネパール語が飛び交うなんともインターナショナルな雰囲気のランチタイムになります。

ランチのメニューは日替わりで、ダルバート(白ごはんにカレー味の野菜や豆スープが添えられたもの)というネパールの代表的家庭料理や、チウラ(お米を潰して平たくし、乾燥させたもの)、ラーメンに似た麺料理まで様々です。
ちなみに、ネパールでは手を使って食べるのが一般的のようですが、ネパール人スタッフも皆スプーンを使って食べる中、手を使って食べていたのは事業統括の日本人スタッフただ一人。「やっぱりダルバートは手で食べないとね~」とダルバートを頬張る彼の姿は、誰よりもネパール人のようでした。

スタッフは皆とても気さくで、いつもアットホームな雰囲気のカトマンズ事務所。ぜひ皆さんも、カトマンズ訪問の際に訪れてみてはいかがでしょうか?ディディのおいしいランチが食べられるかもしれません・・・?

カトマンズ事務所。一軒家です
カトマンズ事務所。一軒家です
仕事中の様子。冬は室内でも防寒着は欠かせません
仕事中の様子。冬は室内でも防寒着は欠かせません
ある日のランチ「ダルバート」
ある日のランチ「ダルバート」
ランチ風景。ディディ(左)とネパール人スタッフ(中央)と私(右)
ランチ風景。ディディ(左)とネパール人スタッフ(中央)と私(右)
事務所前の通り。舗装されていない道はでこぼこ
事務所前の通り。舗装されていない道はでこぼこ